プレス加工

金型製作・メンテナンス工場の拡張と加工設備の増強により、金型内製化を強化しています。 また、金型の設計と加工の技術力向上のために、プレス金型設計専用の三次元CAD/CAMソフトウェアを導入しました。
当社の金型は豊富な量産実績で培われた設計思想に基づき、組立やメンテナンスのしやすさを考慮した構造としています。 高い精度や耐久性だけでなく、メンテナンスや段取り作業の効率にも配慮した仕様となっております。

45トンから200トンまでの単発加工プレス機を合計13台保有しています。
単発型のプレス機は、少ないロットやサイズの大きい製品を生産する場合に特に適しています。 また、レーザー加工・汎用曲げなどの板金加工との組み合わせも可能であり、幅広いニーズに対応できる体制を整えています。

300トンの順送サーボプレスをはじめ、合計14台の順送プレス機を保有しています。これらの設備を活用し、カーオーディオ・車載部品、OA機器や産業機器部品など、様々な分野の精密部品を加工しています。 順送加工での加工可能な板厚は、0.1～4.5mmまで対応しており、鉄、アルミニウム、銅など、多品種材料を扱っています。 また、用途に合わせた材料と加工方法の提案も行っており、お客様のニーズに最適なソリューションを提供しています。

タップ加工をはじめ、スポット溶接、ハイスピンカシメ、油圧圧入加工、超音波洗浄など、プレス部品加工に必要なあらゆる二次加工に対応可能です。 また、メッキ（鍍金）加工や電着塗装、アルマイト加工などの表面処理に関しても、必要に応じて協力工場で行います。 これにより、お客様の要求に合わせて高品質な製品を提供することが可能です。

品質への高度な要求に応えるために、技術部門、製造部門、および品質保証部門が密接に連携した品質マネジメントを実践しています。
測定方法や測定技術の向上にも力を注ぎ、高い品質の保持に努めると同時に、精密測定機器による厳密な精度の保証を行っています。 さらに、自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム「IATF16949:2016」の認証を取得し、業務効率の改善や品質の安定・向上に取り組みながら、モノづくり技術を進化させ、グローバルでお客様のニーズに応えてまいります。